ももいろクローバーZの高城れにさんと有安杏果さんが奈義町に!
1月27日(土)・28日(日)に奈義町文化センターで映画『幕が上がる』無料上映会が開催されました。28日(日)の上映には、なんと主演のももいろクローバーZの高城れにさんと有安杏果さんと原作者・平田オリザさんのアフターイベントあり! ということで奈義町がももクロで沸いた日をリポートします。
会場1時間前の文化センター。長蛇の列です。文化センターに20年務めている職員は「こんな光景ははじめて見た……」と呟いています。奈義の冬の朝は寒いです。朝から並ばれている方々には奈義町よりカイロが配られました。
開場5分前。 全国から集まられたモノノフ(ももいろクローバーZのファン)のみなさんもドキドキですが、受付整理を行う奈義町職員もドキドキです。今回のイベントの一次申込は奈義町民限定だったので、多くの町民のみなさんにもお越しいただきました。
いよいよ開場です! 座席は自由席。前から埋まっていきます。
座席はすぐに満席になり、会場は熱気に包まれています。 いよいよ無料上映会、幕が上がります!
まずは町長のご挨拶。 町長、挨拶の途中でおもむろに緑と紫のハチマキを取り出しました。
もしや、、、
きたー!
「事務所に推され隊のお二人を、私が隊長になって、奈義町が推し隊とします!ここに集まっている皆さんは強制的に隊員です!」
会場は拍手喝さいです。
つづいて、一番北からお越しいただいた方と一番南からお越しいただいた方に奈義町より贈り物が贈呈されました。それぞれ北海道と熊本から。遠路はるばるありがとうございました!
そして、いよいよ映画『幕が上がる』の上映です。
町民のみなさんが驚いたのはエンドクレジットでした。ラストシーンに「いい映画を観たな。泣きそう……」と感動に胸がいっぱいになっていると、エンドクレジットで客席のあちこちに座っているモノノフのみなさんがサイリウムを取り出し、音楽に合わせて振りはじめたのです。会場は驚きと同時に深い感動に包まれました。
実はこれは、冒頭の挨拶の際に、町長が「町長権限で」OKを出していたからなのです。町長、粋な計らいです!
モノノフのみなさんのおかげで、映画『幕が上がる』が五感で体感する「本物の体験」となりました。ありがとうございました!
その後、ももいろクローバーZの高城さんと有安さんと原作者の平田さんのアフターイベント。とても盛り上がりました。ももいろクローバーZの奈義ライブも夢じゃないかいもしれません。
午後は、奈義町の子どもたちと高城さん有安さんとの交流の時間。子どもたちが演じる横仙歌舞伎の舞台をお二人に観ていただき、その後、お二人に歌舞伎を体験していただきました。子どもたちにとって忘れられない体験になったのではないでしょうか。
平田オリザさんは後日ブログにこう書かれています。
「奈義町の教育、文化政策の大きな柱は、インターネットの時代だからこそ、子どもたちに常に本物に触れさせること。子どものうちから本物に触れ続けることによって、自己決定能力を養い、自分の生き方を自分で決定したり進路変更したり出来る子どもを育てるのが、奈義町の教育の目標の一つです。 奈義町なら、芸術でも、教育でも、アイドルでも、一流の本物に出会うことができる。今回のももクロさんの来町は、その大きな一歩になりました。」
奈義町、幕が上がりました。ももクロさん、モノノフさん、またぜひ奈義町にお越しください。またみなさんとお会いできるのを楽しみにしております!
(菅原)