奈義町を体験し、奈義町の未来について一緒に考えてくれる移住検討者の方を対象に、「奈義町移住体験ツアー」を開催しました!

1125日、26日に、奈義町に移住定住を検討している方を対象に、「あなたの『たのしい』を見つけよう!~やさしい暮らし体験ツアー~」を開催しました。

ツアーには東京、千葉、埼玉から8名の方が参加され、2日間かけて奈義町の魅力に触れていただきました。

初日は横仙歌舞伎・秋の大公演の日で、まずはこども歌舞伎を堪能。「こんなに役者がうまいと思わなかった。よく練習しているのがわかるし、伝承に本気で取り組んでいるのが分かって驚いた」と、参加者の方も見入っていました。

次は現代美術館と図書館を鑑賞。「見たことも体験したこともない不思議な空間の中で、感じたことのない感覚が芽生えていくのがわかる。そして単純に楽しい!」と、どんな見方も正解だという現代美術の見方をもとに、みなさんそれぞれに自分の見方で楽しみ、その後感想を話し合っていたのが印象的でした。

そして奈義町アート・デザインディレクターであり、劇団OiBokkeShi主宰の菅原直樹さんによる、介護×演劇のワークショップを体験してもらいました。奈義町と菅原さんとの関わり、そしてどのようなことを菅原さんが行っているかを実際に移住検討者の方に体験してもらい、介護の問題や、その課題解決も解決法次第で楽しくなるという菅原さんの仕事に感心していました。ゲーム形式のワークショップでは、参加者同士がとても仲良くなり、移住検討者の方たちの中に、チーム感が生まれていました。

そして夜は焼肉屋さん「蓮玉」で、なぎビーフを堪能しました。交流会には先輩移住者の方にも来ていただき、それぞれの立場から奈義町について話してもらい、会は盛り上がりました。

2日目は、バスにて町内を案内。山の駅からの景色、菩提寺の大イチョウの美しさ、王将跡地が想像させる奈義町の楽しい未来、しごとスタンドという新しいまちづくりの拠点についてを見てもらいました。

自分の力だけでギャラリーを作り上げた花房徳夫さんのギャラリー「FIXA」も鑑賞。建物のすばらしさだけでなく、どういう経緯でギャラリーを作ったのか、どういう苦労の中で作り上げていったのか、赤裸々に語ってくれる花房さんの熱い話に参加者の方は魅了され、「ここにまた来るために奈義町に来たい」という参加者の方もいるくらい、濃い時間になりました。

そして現代美術館前にオープンした「ピッツェリア ラ・ジータ」にて昼食。壮大に広がる那岐山を見ながら、イタリア料理を楽しむというぜいたくな味と時間にみなさんは満足。

最後はなぎ高原山菜村にておみやげを購入し、ツアーの全日程を終了しました。

今回のツアーでは、奈義町の文化度の高さと、まちづくりの新しい取り組みを中心に参加者のみなさんには奈義町を体験してもらいました。「古い文化を大切にしながら、一方でまったく新しい芸術の発表の場も用意している奈義町の試みに本当に感動する」と参加者の方は話されていました。

そして行く先々で対応してくださった町民の方の持つやさしさにもみなさん感動していました。食事をした場所で、宿泊施設で、ギャラリーで、それぞれで触れた町民の方たちのもてなしのやさしさを感じることで、住みやすい町だと思ってもらい、奈義町の未来について、一緒に考えていける仲間が増えればと感じました。

(遠山)