「奈義町国際交流ネットワーク」は、奈義町においての外国人との相互理解や交流を推進、発信し、異文化に対する意識の向上を図ることを目的に活動する個人の集まりです。

もともと、国際交流や異文化交流、英語力向上や活用について、長年地道に活動されてるグループや支援や指導している人が町内にいらっしゃいました。それぞれに情熱をもって携わっておられます。
ところが、他のグループがどのようなことをしているのかがよくわかっていないことがあったそうです。また、それぞれに活動しているので、行事日程のバッティングや、運営側にしても参加側にしても人の重なりも起きてしまっていました。
そういった状況の中ですから、それぞれの企画運営の中心となってらっしゃる方々は、とても頑張っているのだけれども、うまくいかずストレスがたまることもあったそうです。
そこで、昨年度、町内の英語教育や国際交流に携わっている方々からご意見をお聞きしました。そして、その方々のご協力によって、１月と２月に、老若男女はもちろん英語力も問わない、けれども英語を使った交流イベントが大盛況で開かれました。

またそういった会合の中で、活動している人たちが一堂に会しての報告会の必要性が訴えられ、１月に各団体からの報告や、今後へむけての協議が行われました。

さらに、それぞれ性格の違うグループではあっても、英語力向上へむけてとか、国際交流という大きな枠組みの中では共通するもの同士としての一体感が生まれ、この度、6月18日のネットワーク設立となりました。

奈義町内での外国人との相互理解や交流を推進、発信し、異文化に対する意識の向上を図ろうと思っている個人の集まりですから、文字通り、奈義町内で活動している人たちで情報を共有し、つながりを作っていこうと考えています。

また、来年９月にオーストラリアの学校の生徒が奈義町へショートステイをしにやってきます。昨年度から始まった、奈義中学校でのスカイプを活用した英語授業の相手校の生徒たちです。温かく楽しい受け入れの態勢も作りたいところです。

このようにして、国際交流に興味関心がある人が集まり、それをきっかけに町内の多様な世代の交流も始まりました。
町内で国籍や世代、男女関係なく、みんなが楽しんでいる姿をイメージしてみてください。

そのようなイメージが実現するための奈義町国際交流ネットワークが設立されたのです。
さっそく夏のイベントの共催としてプログラム作りも始まりました。
これからまたさらに楽しみです。

（黒瀬）