アドバイザーについて
撮影:島田洋平
“つな研”は、スタッフ以外にも、各分野の専門家に外部アドバイザーをお願いしています。
依頼業務の内容に応じ、必要なアドバイスをもらえるような仕組みを設け、
地域の課題解決力をより強化しています。
以下、アドバイザーをご紹介します。(五十音順、敬称略)
新井 章吾
海藻研究所 所長
海中景観研究所 所長
NPO未来守りネットワーク 技術顧問(鳥取県境港市)
NPO自然環境ネットワーク 理事(広島県広島市)
NPOパパラギ"海と自然の教室"技術顧問(神奈川県藤沢市) など
大学在学中から日本各地で藻場などの調査を行う。
設立した株式会社海藻研究所では、海藻と動物の相互作用を主要研究テーマとし、藻食魚の食害による磯焼けの研究に精力的に取り組んでいる。
また、隠岐の島町に株式会社海中景観研究所設立し、「海底造園」の造成、未利用だったアカモクの商品化、天敵の魚を増やすことによるエチゼンクラゲの駆除、間伐材魚礁の開発などを行っている。
最近では、中海の水質を悪化させる湖底を漂うオゴノリを行政の協力を得ながら漁業者とともに採取し、アサリ漁場の再生に取り組んでいる。さらに、里山里海の連携による地域活性化として、その海藻を集水域の農地で肥料として活用することで農作物をブランド化するソーシャルビジネスに協力している。また、山口県周防大島など他の地域でも、未利用海藻の食用化などを含め、里山里海の連携による活性化に協力している。
専門は、藻類増殖学 環境保全学
- 論文
-
「海底湧水が育む浅海域生態系の仕組み」『季刊 海の未来を考える Ebucheb』2013年冬号
「磯根生物と住み場環境の安定性」『海洋科学』第20巻
- 共著
-
『21世紀の海藻資源−生態機構と利用の可能性−』緑書房
"The Common Marine Plants of Southern Vietnam(ベトナム南部の海産植物図鑑)"日本海藻協会
- 東京水産大学卒
- 東京水産大学大学院水産学研究科修士課程修了
堂野 智史
関西ネットワークシステム世話人
関西大学文学部非常勤講師
地域産業おこしに燃える人(第2期)
岩手県「希望郷いわて文化大使」
近畿経済産業局「関西コンテンツクリエイトプラットフォーム(KCCP)」研究会メンバー
大阪府ものづくりビジネスセンター大阪活性化委員会委員長
財団法人大阪市都市型産業振興センター クリエイティブネットワークセンター大阪・メビック扇町所長兼チーフコーディネーター など
大蔵省所管財団シンクタンクに就職し、地域産業政策を担当、国や自治体などへ調査研究・政策提言を行う。産業クラスター政策研究(近畿経済産業局)、ものづくり再生プラン(大阪市)、メディカルバレー構想(三重県)、クリエイションコア東大阪第2期企画案作成(大阪府)など、数々のプロジェクトに参画。
財団法人大阪市都市型産業振興センターで、クリエイターの創業支援および扇町クリエイティブクラスター創生に向けたコーディネート活動に取り組んでいる。
仲間とともに関西ネットワークシステムを立ち上げ、世話人の一人として、フラットな関係性に基づく産官学民のインフォーマルコミュニティやネットワークづくりに取り組んでいる。
専門は、地域産業政策、産学官民連携、経済地理
- 共著
-
『産業集積の変貌と地域政策』ミネルヴァ書房
『現場発!産学官民連携の地域力』学芸出版社
『大阪新生へのビジネス・イノベーション―大阪モデル構築への提言』ミネルヴァ書房
『公設試験研究機関と中小企業』創風社
『CAFE―創造都市大阪への序曲』法律文化社
『産業の再生と大都市―大阪産業の過去・現在・未来』ミネルヴァ書房
- 岡山大学文学部史学科地理学履修コース卒
- 岡山大学大学院文学研究科修士課程修了
- 岡山大学大学院文化科学研究科後期博士課程単位修得退学(社会人入学)
中村 良平
(リサーチ・アドバイザー)
岡山大学大学院社会文化科学研究科教授・経済学部副学部長
東京大学客員教授
経済産業省 経済産業研究所 ファカルティフェロー
岡山県事業再点検に関する有識者会議委員
林野庁事業評価における有識者会議委員
朝来市経済成長戦略会議委員長 など
近畿大学商学部専任講師、助教授を経て、岡山大学経済学部に。
米国カリフォルニア大学バークレイ校客員研究員、英国グラスゴー大学都市研究学科公式客員研究員、自治体や官公庁の各種委員も歴任。
事業評価や新産業創出、地域連携、NPO関連など、自治体や地域における社会貢献としての研究・活動にも幅広く取り組んでいる。
また、全国各地で地域産業連関表の作成や、それに基づく地域経済構造分析を実施、監修し、事例研究も数多く行っている。
専門は、地域公共政策、都市・地域経済学、環境経済学
- 共著
-
『まちづくり構造改革 地域経済構造をデザインする』
『これで納得!集落再生』
『都市と地域の経済学 新版』 ほか
- 京都大学工学部衛生工学科卒
- 筑波大学大学院社会工学研究科修了(学術博士)
原田 禎夫
大阪商業大学経済学部経済学科准教授
NPO法人プロジェクト保津川副代表理事
大阪商業大学経済学部講師を経て、現職。
NPO法人プロジェクト保津川での保津川の環境保全、コモンズ研究会、桂川流域ネットワーク、京筏組(保津川筏復活プロジェクト)など、学外での活動も積極的に行っている。
専門は、公共経済学、財政学
- 論文
-
「市町村合併の実証分析」『会計検査研究』会計検査院 第24号
「市町村合併の評価手法に関する研究」『同志社大学経済学論叢』第54巻第2号
「水資源の保全を考慮したラムゼイ料金』『同志社大学経済学論叢』第55巻第3号
「水道未来の効率性分析」『同志社大学経済学論叢』第55巻第4号
「Regional Economics and "keiretsu" Groups in Japan」(共)『ITEC Working Paper Series』(同志社大学)
「企業グループと地域の産業集積」(共)『同志社政策科学研究』第8巻第1号掲載
「水運文化の伝承を通じた流域連携の再生-保津川筏復活プロジェクトを事例に」生存基盤科学研究ユニット・東南アジア研究所 サイト型機動研究 報告書『ざいちのち』
-
大阪商業大学経済学部講師を経て、現職。
NPO法人プロジェクト保津川での保津川の環境保全、コモンズ研究会、桂川流域ネットワーク、京筏組(保津川筏復活プロジェクト)など、学外での活動も積極的に行っている。
専門は、公共経済学、財政学
平田 オリザ
劇作家・演出家
東京藝術大学COI研究推進機構 特任教授
四国学院大学客員教授・学長特別補佐
公益財団法人 舞台芸術財団演劇人会議理事長
日本劇作家協会副会長
財団法人 地域創造理事
豊岡市文化政策担当参与、城崎国際アートセンター芸術監督
奈義町教育・文化のまちづくり監
埼玉県富士見市民文化会館キラリ☆ふじみマネージャー
大学在学中に、劇団「青年団」結成。桜美林大学文学部総合文化学科助教授、総合文化学群演劇専修教授・演劇専修長、自治省「地域の文化振興に関する調査研究会」アドバイザリースタッフなどを歴任。フランス・リヨン国立高等師範学校にて客員教授・招聘芸術家として授業を行う。
演劇はもとより教育、言語、文芸などあらゆる分野の批評、随筆などを各誌に執筆。
近年は、公演やワークショップを通じて、フランスをはじめ韓国、北米、オーストラリア、東南アジア、中国など海外との交流も深まっている。 また、小学校や中学校の国語教科書にも、ワークショップの方法論に基づいた教材が採用され、多くの子供たちが教室で演劇を創作する体験を行っている。ほかにも障害者とのワークショップ、自治体やNPOと連携した総合的な演劇教育プログラムの開発など、多角的な演劇教育活動を展開している。
- 受賞など
-
『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞
『月の岬』で第5回読売演劇大賞優秀演出家賞
文化行政についての具体的提言をまとめた『芸術立国論』(集英社新書)で国際批評家協会演劇評論家賞
『その河をこえて、五月』で第2回朝日舞台芸術賞グランプリ
モンブラン国際文化賞
大阪国立国際美術館での『東京ノート』上演により第62回文化庁芸術祭優秀賞
フランス国文化省より芸術文化勲章シュヴァリエの叙勲を受ける。
- 国際基督教大学教養学部人文科学科卒
山本 啓一
九州国際大学法学部教授
福岡県防犯アドバイザー
東京大学先端経済工学研究センター協力研究員、九州国際大学法学部専任講師、教授を経て現職。九州国際大学法学部長も勤めた。
大学では、退学防止をねらいとする新入生研修プログラムを手がける。大学に隣接する商店街でのゼミや講義、カフェ運営、また、学生防犯ボランティア団体を組織するなど、地域連携活動にも関わる。学部長として、初年次教育改革および学部カリキュラム改革を手がけた。
大学教育改革および防犯に関する講演多数。
専攻は、国際政治学
専門はほかに、大学教育改革、初年次教育改革、文章表現科目、防犯政策等の危機管理
- 主な論文
- 「大学の地域連携とソーシャルキャピタルの構築について」『九州国際大学法学論集』第13巻第3号 「学力に課題を抱える大学における就業力の育成と課題」『日本労働研究雑誌』第629号 「PROGテストと初年次文章表現科目によるジェネリック・スキルの測定と育成」『九州国際大学法学論集』第19巻3号
- 近著
- 『(共著)大学の授業をデザインする―21世紀を生きる大学生の日本語リテラシーを育む』ひつじ書房
- 一橋大学法学部卒
- 一橋大学大学院法学研究科博士課程公法・国際関係専攻修了 博士〈法学〉
和田 崇
県立広島大学経営情報学部 准教授
広島県高校教員、株式会社地域交流センター企画中国四国事務所長(地域振興コンサルタント)、有限会社地域科学研究所所長(地域振興コンサルタント)、徳山大学を経て、現職。
県立広島大学では「地域マネジメント論」「地域政策論」などの授業を担当。
最近は、文化・スポーツなどのコンテンツを活用した地域振興などの研究を推進中。
専門は、地域計画・地域政策、人文地理学
- 主な論文
-
「本四3架橋を交通基盤とした地域連携軸戦略と交流・連携活動の実態」『経済地理学年報』第48巻、2002年。
「中国山地の県境地域における協働の過程とその特色」『計画行政』第29巻、2006年。
「戦後日本におけるまちづくり論の展開」『徳山大学論叢』第71号
「漫画を活用した観光まちづくり―鳥取県を事例に―」『エリア山口』第40巻
- 近著
- 『創発まちづくり―動く・繋がる・生まれる―』学芸出版社
- 筑波大学第二学群比較文化学類卒
- 放送大学大学院文化科学研究科修士課程修了
- 広島大学大学院文学研究科博士過程修了 文学博士