豊前市とアミタホールディングス株式会社との持続可能なエコシステム社会の構築実践に関する包括連携協定の締結

福岡県豊前市(市長:後藤 元秀)とアミタホールディングス株式会社(京都市 代表取締役社長 兼 CIOO:末次 貴英、以下「アミタHD」)、一般社団法人つながる地域づくり研究所(岡山市 代表理事:一井 暁子、以下「つな研」)は、三者による包括連携協定(以下、「本協定」)を締結しました。地方自治体とアミタHDおよび、つな研による連携協定の締結は、今回が初めての事例となります。

豊前市は、福岡県の東端に位置し、人口23,956人(令和5年7月末現在)と県内の市としては最も人口が少なく、少子高齢化など、複合的な課題を有しています。ひとりひとりが主役のまちづくりを目標に掲げ、人と人との関わりを創出していく地域創生事業に取り組んでおり、活動・交流拠点となる複合型施設の創出など成果を上げています。本協定に基づき、市民ひとりひとりが次の世代へ豊かな未来を託すことができる地域づくりを目指し、その基盤となる「循環」と「共生」の仕組みづくりを推進していきます。

アミタHDは、「自然資本と人間関係資本が増加する持続可能な社会づくり」をミッションに掲げる民間企業です。サステナブルな経営・地域運営を目指す企業や自治体に対し、ビジョン策定から現場での実行まで、統合的な支援サービスを提供しています。同社が展開する「MEGURU STATION®」は、日常の資源出し行為を切り口に、未利用資源などの地域資本を活かした循環型のまちづくりを実現し、互助共助コミュニティ機能と資源循環機能を併せ持つしくみです。同社の有する実績と専門性を活かし、豊前市におけるMEGURU STATION®の全市展開を軸に、地域に根差した持続可能なエコシステム社会の構築に貢献します。

つな研は、中間支援組織として、全国の自治体と民間企業の間に立ち、伴走支援を行うことで、地方創生の実現に取り組んでいます。豊前市においては、地域創生事業「生涯活躍のまち」分野である「ひとりひとりが主役のハレノヒ実現プロジェクト」をはじめ、働きたい人と仕事をつなぐ「おしごとパレット」の開設を支援してきました。分野横断的かつ総合的なビジョンの具現化を目指す「持続可能なエコシステム社会の構築」において、行政の縦割りや経済合理性を超え、行政と民間という、異なるもの同士がつながることによる新たな価値の創出を目指し、ともに取り組んでいきます。

豊前市の抱える複合的な課題解決に向け、以上の三者は緊密に連携し、それぞれの知見や視点を活かした、豊前市らしい「循環」と「共生」をキーワードとする、持続可能なエコシステム社会の実現を目指します。

1.締結日   
  2023年8月21日

2.協定の内容
  次の事項について連携、協力する
  (1)循環複層型コミュニティの構築に係る企画・協働に関すること
  (2)MEGURU STATION®の全市展開による循環複層型コミュニティの実践に関すること
  (3)人と人、人と社会の繋がりの構築による、誰もが居場所や役割、学び、しごとを通じて支えあい共生する、安心安全な暮らしの実現に関すること
  (4)グローカルな視点に立ったカーボンニュートラルな循環型社会の形成による、ウェルビーイングに満ちた暮らしと生き方の実現に関すること
  (5)有機的な協働共創によるライフスタイルのイノベーションや価値創造に関すること
  (6)その他、本協定の趣旨を実現するために必要な取組に関すること

豊前市による本件リリース https://www.city.buzen.lg.jp/sousei/ecosystemsociety.html
アミタHDによる本件リリース https://www.amita-hd.co.jp/news/230821_buzen.html

以上