富山型デイサービス視察―2日目

この日も快晴で壮大な立山を眺めながらの視察でした。

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2日目、最初に連れていっていただいたのは「ふらっと」。

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どんな人でもふらっと寄れる、本当の自分を出せる解放の家として、平成12年10月から開所されています。

富山デイサービスの御三家とも言われている代表者の宮袋季美さんがお話をしてくださいましたが、とてもインパクトのある金髪のパワフルな方。

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でも話してくださることは一つ一つ説得力のある納得のいくお話しばかり。 自身のご長男が自閉症だったことから、親の立場として質の高い場を求められ、周囲の勧めもあり、公設民営の形で開設させたとのこと。

この日の「ふらっと」さんは土曜日ということもあり、児童や若い成人の方の利用者が多くいらっしゃいました。 前日に見させていただいた施設とは違って、子ども達の利用が多いためか、合理的配慮がされていて、必要最低限の物だけを置かれ、子ども達がそのままでいられる暖かい空気を感じました。

次に連れて行っていただいたのは、「ひらすま」。

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案内をしてくださった、代表者の佐伯知華子さん。 もともと看護師として働かれていた中で富山デイサービスの誰も排除せずみんなで一緒に生きるという考えに驚き、富山型デイサービスをやってみたいと開所されたとのこと。

「ひらすま」とは富山の方言で「お昼寝・お昼やすみ」という意味だそうで、暖かい陽射しの中で、ゆっくり、のんびり、地域の茶の間のイメージで、居家を改修した家庭的は雰囲気で、利用者の方もゆったりと過ごされていました。

昼食時ということもあり、お食事・コーヒーまで利用者の方と一緒にいただくことができ、利用者の方がはりきってお手伝いをされていたり、若い男性スタッフが利用者の方の食事のお世話をされている傍らに、小さい女の子が寄り添っている姿にまさに我が家での暖かい光景を感じました。

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少し時間があったため、今回2日間施設を案内してくださった野入さんがされている、「おらとこ若竹」にも連れて行ってくださいました。

二日間富山デイサービスを視察させていただいて、野入さんが「スタッフと利用者がわかっちゃあダメなのよ」と言われていましたが、本当に誰が支援者かがわからないぐらいに、みなさんが自分ができることを精一杯楽しんでされているのがとても印象的でした。

「百聞は一見に如かず」で富山デイサービスの暖かい我が家の空気を目一杯体感させていただきました。 2日間ご案内してくださった野入さん、ありがとうございました。

(寺坂)