ちょいワルじいさん青空会議!
4月5日にちょいワルじいさん作戦会議第4回目が開催されました!今回の会場はなんと、外です。
実は花見を予定していたのですが、開花しておらず、那岐山を眺めながらの青空会議となりました。風はわりと強かったですが、気持ちのいい日和でした。
まずは先月の復習から。
前回はグループに分かれて、ちょいワルのみなさんに「元気な男性高齢者向けの事業」と、「介護・支援が必要となった男性高齢者向けの事業」のアイディアを出し合っていただきました。その中から、元気な高齢男性と介護・支援が必要となった高齢男性が一緒になって「一日旅行をする」というアイディアが選ばれました。 また、「バーと間違えるデイ」というアイディアも。これは、高齢男性が行ってみたくなるバーのような雰囲気のデイサービスです。奈義町に男性が最期の最期まで「ワル」さができる居場所を作っていきます。
今回は外なので飲み物やおつまみも用意しました。車で来られた方がほとんどなので、残念ながらお酒は飲めませんでした(笑)。
さっそく作戦会議に入っていきます。まず「旅行を企画する場合はネーミングが大切だ」という意見が。「じゃあ、ちょいワルなんだから、ちょいワルの旅?」 いいですねー、ちょいワルの旅。
高齢者を対象にしたツアーは地域にはたくさんあります。老人会、地区など。次にどうしたら「ちょいワル」の色が出るかということを話し合っていきます。 対象者は、自分一人ではなかなか外に出れない要介護・支援状態の高齢男性。そんな男性高齢者が「ちょいワル」をしたくなる旅行先はどこか?
「……とっとり花回廊、じゃないな」
要介護・要支援状態の高齢男性に参加してもらいたいとなったら、協力者が必要になってきます。現役介護者や、介護経験者など。ちょいワルの企画に賛同してくれる人も対象者と合わせて募集するという意見も出ました。「協力者は女性が多い方がいいかな……」
「わたしは車いす介助の講習を以前受けたことがあります」 「わたしもヘルパー二級だったら持っている」
と、なんと、ちょいワルのみなさんの中にも介護の資格を持った方々が。心強いです。
ちょいワルの旅行先をどこにするかは次回の宿題にして、続いて「バーと間違えるデイ」について。
生活支援コーディネーターの植月さんより耳よりな情報が。先日、町民のある方から「自宅を地域の集いの場にしたいので使ってください」という申し出があったそうです。
「次回の会議をそこでやってみては?」
「よし、そこで会議をしよう」
これから居場所作りの候補となる場所で作戦会議を開催していくことになりました。
最後に国際交流員のポールが奈義町の介護現場で実践している紙芝居を披露してくれることに。紙芝居と聞くと子ども向けのものが多いですが、ポールの紙芝居の演目は「金色夜叉」。
明治の一代ロマンスです(笑)。公園で遊んでいた子供たちも集まって、楽しい時間を過ごすことができました。
(菅原)