須一さんのお宅でちょいワルじいさん作戦会議!

5月17日に第5回ちょいワルじいさん作戦会議が開催されました。今回の会場は、奈義町成松の須一さんのお宅。

ちょいワルじいさん作戦会議では、高齢男性の居場所づくり事業を進めており、前回の会議で、奈義町内に高齢男性が好みそうな魅力的なスポットがいっぱいあることがわかりました。今回より、その候補となる場所で実際に会議をすることに。秘密基地での作戦会議のような様相を帯びてきました(笑)。

さらに、今回会場を貸してくださる須一さんは91歳のベーシスト。「せっかくなので作戦会議の前に少し演奏をしてくれませんか」とお願いしたところ、昔からの楽団仲間に声を掛けてくださり、あれよあれよという間に輪が広がり、近隣の介護施設から「演奏を聴きたい」と問い合わせがくるほどに。お孫さんの賢三さんもドラムで参加してくださいます。

13時30分。会場にはちょいワルの皆さんや地域の皆さんが集まられ、いよいよ演奏会の始まりです!

「青い山脈」「北国の春」「宗右衛門町ブルース」など、客席からも自然と歌声が聴こえてきます。見事な演奏に拍手喝采でした。音楽はタイムマシーン、いつでもあの頃に戻れます。全ての男性の「ちょいワル」を呼び覚ます素晴らしいセッションでした。

その後、ちょいワルの皆さんは屋内に移動して作戦会議です。ドラムセットが置いてあり、ボトルが並べられており、まるでバーのような空間です。須一さんのご家族が用意してくださったパンや飲み物などを頂きながら、「介助付き日帰り温泉旅行」について話し合いました。

会議では、旅行の目的が「カラオケ」と「旅行」と決まりました。実施期間も秋と決まり、次回の会議からは月2回のペースで会議を開催し、会場探しやバスの手配、チラシ作成など準備を進めていきます。

演奏会をきっかけに音楽への情熱がよみがえった91歳の須一さんのように、この「介助付き日帰り温泉旅行」が奈義町の高齢男性の何かのきっかけになればと思います。

とても雰囲気のある会議スペースを貸してくださり、おいしいパンや飲み物を用意してくださった須一家のみなさん、本当にありがとうございました!

(菅原)