西原桜美会サロンにて演劇レクリエーションを実施しました

こんにちは。ナギカラの草加です。

11月21日(火)、西原地区コミュニティハウスで行われた西原桜美会サロンにて、ナギカラ菅原さんによる演劇レクリエーションを実施しました。

私はカメラマンとしてお邪魔したのですが、今回はそのレクリエーションの模様を写真を交えて紹介させていただきます。

実は今回が第三回目となる西原地区でのレクリエーション。

地区サロンに初めて訪問する私は、どういう内容になるのかワクワクしていたのですが、

会場に着いてみると30名を超えるたくさんの方々がいらっしゃり、その予想以上のにぎわいに圧倒されました。

会場入りと同時に早速菅原さんによるレクリエーションがスタート。

ウォーミングアップでじゃんけんゲームや数かぞえゲームを実施。

全員椅子から立って、室内を自由に歩き回りながら相手を探し、じゃんけんで3回勝てば座れるというもの。

3回勝つまでは座れないので、みなさんあちこち動き回ってじゃんけんの相手を探します。

たかがじゃんけん、されどじゃんけん。あいこが続くとじゃんけんをする手に力がこもり、室内を動き回るので身体が温まります。

数かぞえゲームは5~6名1グループで円になって、順番関係なく一人ずつ1~10まで数字を数えていくというもの。

ただし、複数人が同時に同じ数字を言ってしまった場合は1からやり直しになるというルールの為、簡単そうで意外と難しいんです。

お互いの顔色を窺いながら数えていますが・・・やり直し。

なかなか最後まで数えきれないグループもいたようですが、みなさん笑って見守っていました。

そして本題のジェスチャーゲームに入ります。

まずは肩慣らしということで、グループ内で練習。1人がジェスチャーをする役となり、菅原さんから伝えられたお題をもとに身振り手振りで表現し、

周りの方がそれを当てていきます。

そして、練習が終わると本番へ。

今度はグループ対抗ジェスチャーゲームで、グループ全員でお題をもとに役決め、シナリオをつくり、最後に舞台上で披露します。

 

気になるお題は、

・正月

・お盆

・運動会

・田植え

・映画撮影

・お花見

・クリスマス

などなど、バラエティに富んだシチュエーションが各グループに与えられ、まずは作戦会議、そして練習、最後にステージ上で参加者全員に対し披露します。

 

準備中はあちこちで笑いが飛び交い、みなさんとても楽しそう。

グループ内に監督や演出家などの役割が自然と生まれ、試行錯誤しながらひとつの演劇を作り上げていきます。

 

いよいよお披露目の時間となりました。

 

各グループごとに舞台に立ち、短い時間で作りこまれた作品を披露していきます。

順番にひとりずつお題を連想させるジェスチャーを披露したグループや、配役を決め全員でひとつの物語を演じたグループなど、演出は多種多様。

観客席からどっと笑いが起き、私も頬の筋肉がつりそうなくらい笑わせてもらいました。

舞台上で迫真の演技をされる皆さんの姿は、とてもいきいきとしていて輝いてらっしゃいました。

演技が終わると、「これは墓参りじゃ、これは田植えじゃろ」と、みなさん口々に答えていきました。

どれも名演技だった為、すべてのグループが正解となり無事レクリエーションは終了。

最後には「時間が後15分程あるけん、他にも何かゲームをしてくれ」という声も聞こえ、皆さんが楽しんでくださっていた様子が私にも伝わってきました。

 

レクリエーションを終えて

前回見学した中学生向けの演劇ワークショップとは打って変わって、今回は60代~80代のご年齢の方々とのレクリエーションだったのですが、

中学生のみなさんも、おじいさんおばあさんも、演劇を通じたコミュニケーションを楽しんでいる姿は同じように生き生きとしていました。

私の祖父母と変わらないご年齢の方々が、徒競走の演技や、チャンバラの演技をしている姿を目の当たりにして、そこに「年齢」を感じる瞬間はありませんでした。

80代の方が普通に暮らす中で、両手を広げてゴールテープを切り、拳を天に突き上げて喜ぶような状況はまず起こりえません。

刀を振ってつばぜり合いをし、切られて地面に倒れる状況も、チャンバラごっこに興じていた子供時代でもない限り、そうそう起こらないでしょう。

しかし、そんなことが起こり得るのが演劇の力なんだと感じました。舞台本番だけでなく、準備中に面白い演出を企んでいる笑みも、演技を見てお腹を抱えて笑っている姿も、

「今この時間を心から楽しんでいる」皆さんのそんな気持ちを物語っていた気がします。

 

約2時間という短い時間でしたが、西原桜美会サロンのおじいさんとおばあさんから元気と楽しさをたっぷりおすそ分けしていただき、足取り軽く西原地区を後にしました。

私が生まれ育った地区にもこんなにぎわいが生まれていてほしいな、そんなことをふと思いながら、今後も色々な地区サロンにお邪魔させてもらい、そのにぎわいの秘訣を探っていこうと思います。

西原桜美会サロンの皆様、この度はお邪魔させていただき有難うございました。

師走を迎え、空気も一段と冷え込んでまいりましたので、風邪をお引きにならないようにしてくださいね。