身近な廃材・端材から生まれるモノ・語り ~Tシャツでトートバッグを作ろう~ 開催しました
2月24日(土)に、廃材を使ったワークショップを行いました。
講師に、家庭や企業から出される廃材を新たなものに生まれ変わらせる、日本初のクリエイティブリユースの取り組みを行っている大月ヒロ子さんにお越しいただきました。
参加者は、小学生から80代の方まで幅広い年齢層の方が参加されました。
最初に、講師である大月さんの活動紹介を行いました。
日本は古着を捨てる率が高いそうですが、大月さんは、古着をリサイクルする活動をされていたり、家の片付けにいって廃材分別をされたりするそうです。廃材も使いにくかったら使わないので、使ってみたいと思える置き方も大切であるようです。
実際、スライドでは、卵パックが証明器具になっていたり、着なくなったデニムがかばんになっていたり、読まなくなった本が証明器具になっていたりして、廃材が見事に生まれ変わっていました。
次に、廃材カードを使ってゲーム遊びをしました。
親となった人が手持ちのカードから1枚選び、例えば「ふわふわしたもの」などとイメージしたことを伝えます。ほかの人は自分の手持ちカードからそのイメージに合うカードを出し、親が出したカードを当てるゲームです。
これは、何が正解ということではなく、廃材によりモノの見方の違い、人によってのモノの見方の違いなどがあり新しいものの見方ができ、不思議な気持ちになりました。
次に、好きな廃材を選び、並べたり組み合わせたりして、写真撮影をしました。並べ方、撮り方により同じものでも全く違う物になることの楽しさを感じることができました。
Tシャツを使ってのトートバッグ作りは、はさみ一つでできあがりました。
首回り、袖を物が入るくらいの大きさに切り、裾に長さ5センチぐらいの切り込みを1~2㎝幅ぐらいで入れていきます。すべての切り込みの前と後ろを結んでいくとできあがりです。キャミソールを使用した人は、裾を切って結ぶだけでできあがります。裁縫が得意な方は「新しい作り方で参考になった」、小学生からは「簡単にバッグができてすごい」などと、みなさん驚いていました。
参加された方に感想を聞きますと、「布は家に一番たくさんあって、処分に困るものなので、このようなワークショップがあると嬉しい」「いらなくなった物が想像より簡単にうまれかわってびっくりした」「ものを見る見方が変わる」「新しい発見があった」など、驚きと発見をされとても楽しんでおられました。
今後も、モノづくりの楽しさが味わえるような機会を作っていきたいと思います。
(花谷)