ぽっかぽか流 ガムランと影絵人形芝居を初体験!

ナギカラの寺坂です。

月18日、奈義町文化センターで「みんなのおうち ぽっかぽか」主催で、ジャワ伝統楽器ガムランとジャワ影絵人形芝居のワークショップを開催しました。

講師は、ジャワガムラン教室を開講し各地でワークショップを行われ、様々なグループやユニットでドラムや打楽器、ガムランなどを演奏されている岡山在住の音楽家の象さんこと岩本象一さんと、NPO法人ハートアートリンクの田野さんです。

ぽっかぽかの参加者に呼びかけ、これからどんなことが行われるのか、少し不安なような、でも楽しみな様子で集まった、総勢12家族31人の参加者達。

始まりは田野さんが進行してくださり、まず自己紹介をしてくださった後、象さんと田野さんの民話をベースにしたワヤンというジャワ影絵人形芝居をみんなで鑑賞します。
いろんな種類のガムランとジャワ影絵のセッションは今まで体験したことない雰囲気で、大人から子供まで夢中で見入っていました。

初めてのジャワ影絵を堪能した後、いよいよ今回のワークショップの本題に入ります!

まず象さんが用意してくださった「インドの鳥」というお話を聞き、そのお話にでてくる登場人物をみんなで考え、その登場人物の影絵を参加者たちで製作、楽器も自分たちで演奏し、ぽっかぽか流のオリジナル人形劇をつくってしまおうという内容です。

まずその内容を聞いた時、特に大人の参加者は「自分たちでこんなのできるのかなと思った」と言われる方も。私もこの短い時間でできあがるのかなと不安に思う反面、どんな世界観が広がるのかわくわくしていました。

まず登場人物をそれぞれに作り上げます。

インドといえば?という問いから、みんなが思いついたヤシの木やバナナの木、中にはワニを作る子もいます。
そしてこのお話の中で要となる登場人物の鳥や商人や鳥かごなども作っていき、出来上がったものを影絵に写して、いい出来上がりにご満悦な様子です。

みんなの影絵が出来上がった後は、いよいよ楽器演奏の練習にはいります。

象さんが当日もってきてくださったガムランの中にはいろんな楽器があり、サロン・アンクルン・ブンデというインドネシアの楽器やガンジーラというインドの楽器、ダヴルというトルコの楽器など、それぞれやりたい楽器を選びます。

象さんが演奏の仕方やタイミングを説明してくださり、即興で演奏が始まり、みんな真剣な表情で練習していきます。象さんの提案で1部分だけ作曲にもチャレンジし、

ますますぽっかぽか流に仕上がっていきます。


そして待ちに待った本番で、1回限りのセッションが始まります。

ガムランのゆったりとした音色と人形劇の融合でお話は進んでいきます。不思議な世界が広がり、ぽっかぽかオリジナル作品が出来上がりました!

一発本番で、まさかこんなに立派な作品が出来上がるとは!みんなが達成感でとってもいい表情です。

参加者からは「それぞれに作った物が1つになって、思った以上の物ができて、すばらしかったです」いう感想もいただきました。

象さんや田野さんがうまくリードしてくださったおかげで、参加者も無理なく、楽しんで一つのオリジナル作品をみんなで作り上げられたことで、それぞれ達成感や自信が生まれた、貴重な1日になりました。

今後もいろんな体験を通して、みんなにとって居心地のいいぽっかぽかになっていけたらと思います。