ぽっかぽかオリジナルの物語を作る!
6月10日にぽっかぽか演劇ラボを開催しました。
始まりはいつも通り、シアターゲーム。身体を使った遊びをして心を解きほぐしていきます。
今日はグループで物語を作って、それを舞台化して発表をします。
まずは物語作り。
風景写真を十数枚用意したので、その中からグループで三枚選びます。砂漠、海辺、都会、駅舎、教室など、いろいろな風景があります。
三枚選んだら、その風景を舞台にして、登場人物、物語を考えていきます。
例えば、洞窟の写真を選んだグループ。
ファシリテーター「この洞窟にまず誰がいる?」
「死んでる人」
ファシリテーター「おー。じゃあ、まず死んでる人がいる。死んでる人やりたい人?」
「俺、死ぬ」
ファシリテーター「じゃあ、君は死んでいる。そこに誰が登場したら面白い?」
といった感じで、物語を作っていきます。
シーンが完成したら、次の風景写真に移って、そこを舞台に物語の続きを考えていきます。
こちらが思いも寄らないセリフや登場人物が続出して、どのグループもぽっかぽかでしか生まれない奇想天外な物語になっています。
洞窟の写真を選んだグループのラストシーンは、砂漠で、死んでいる人が生き返って戦隊モノさながらの格闘シーン。
中学生、高校生の男子メンバーは特にそのシーンがやりたかったようで、変身したり何やら波動を出したり、大盛り上がりです。
自分たちで物語を作って演じ合うことによって、それぞれのこだわりが見えたり、やりたい!という気持ちが感じられたりします。作品としてはめちゃくちゃかもしれませんが、このなんでもありな演劇は出ている人、見ている人たちを幸せにします。
1年間続けてきたぽっかぽか演劇ラボ。いつか、ぽっかぽかオリジナルの物語を作り、多くの方々に観ていただく公演を打てたらと思います。
(菅原)