ちょいワルじいさん、奈義町の歴史を題材に

2月19日にちょいワルじいさん作戦会議を行いました。
前回に引き続き、奈義町の歴史を題材に何かできないかという話で盛り上がりました。
例えば、小字(こあざ)。小字とは、地区の細かい集落や耕地を指す地名です。住所には小字の表記がないため、若い人たちには知られていませんが、高齢の方は地区の小字をよく知っています。
たとえば、「てらんどい」という小字。
これは、昔、近くに寺があったからそういう地名になったのだろう、とちょいワルメンバーがおっしゃいます。なるほど。小字を知ることによって、その集落や耕地の歴史を知ることができます。

また、法然上人の話でも盛り上がりました。
法然上人は、9歳の時に生家のある久米南町から奈義町にある菩提寺を目指しました。途中、奈義町小坂地区にある阿弥陀堂で一泊し、翌日、山を登るために阿弥陀堂にあるイチョウの枝を杖にして登り、菩提寺に到着してからその杖を境内に挿したそうです。そして、その杖が、現在の大イチョウになったと言われています。
これは伝承ですが、近年、菩提寺の大イチョウと阿弥陀堂の大イチョウのDNA鑑定を行い、これらの樹木が同じDNAであることが立証されています。

ちょいワルメンバーからは、法然上人の歩いた道をツアーするのはどうだろうか、というアイディアを出ました。もしかしたら、他にも法然上人が残したイチョウがあるかもしれない。
ミステリーのようでワクワクでしますね。

ちょいワルな歴史の旅。
最近、歳をとってなかなか外に出るのも億劫だと感じている方々に、歴史に詳しい方はたくさんいらっしゃるはず。そういった方々に奈義の歴史を学び、体験するツアーがあったら確かに面白いかもしれません。
ちょいワルじいさん作戦会議、新たなイベントに向けて動き出しました。

また本日の会議には、奈義ファミリークリニックの松下明先生がご参加くださいました。松下先生よりまちづくりに関わる近況報告をしていただきました。松下先生、お忙しい中ありがとうございました!

(菅原)